鹿児島県甑島列島で開催された甑島列島まるごと現代美術の展覧会 “KOSHIKI ART 2024 「再生と兆し」” にて展示された中山晃子氏の「半球体の肖像」の作品設置を行いました。
2004年、最後の里村を記憶に残す。島内の空き家、空き地、空き倉庫、廃校や田畑などを舞台に、島のあちこちがアートに包まれた奇跡の1週間。島出身の若者らを中心に企画・運営され、2013年の第10回目の開催を節目に惜しまれながら閉幕したKOSHIKI ART PROJECTが、10年ぶりに帰ってきます。芸術の芸は、本来「藝」であり、種をまくという意味があります。20年前、たった一人の若者から始まった「甑島で、つくる。」という展覧会名で始まった甑島の物語は、あの日の想いの種を絶やすことなく現在の甑島に息づいてきました。甑島で、つくる。に関わった人々が、時を経て「甑島を、つくる。」その未来の可能性の種をまく奇跡の1ヶ月を再び、甑島で目撃してください。
中山晃子氏コメント:
アーティストインレジデンスという機会と初めて出会って挑戦したのが、2011年のKOSHIKI ART PROJECTでした。甑以降すっかり色々な場所へ赴いて交流する、今の活動スタイルの原点にあたるような機会でした。もう一度作品を届けることができて嬉しいです。





KOSHIKI ART 2024 「再生と兆し」
会期:2024年10月4日-11月4日
photo: koserie